投資信託から個別銘柄への投資に向けて

investing-in-individual-shares 株式投資

最初はやはり投資信託か

若い世代では今、将来の資産形成の手段として少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」や個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」に注目が集まっている。また、世代を問わず、今の日本では株式投資=投資信託の買いという考え方が一般的になっている。もちろん、株式の知識があまりない初心者がいきなり個別の銘柄に投資するにはハードルが高く、やはり最初は投信の買いというのが無難なところか。

しかし、投信の買いはやはり「運用は専門家にお任せ」になりがちで、そこから個別銘柄に投資しようとレベルアップする投資家はそれほど多くはないようだ。それならば、個別銘柄への投資と投資信託の買いについて、投資家がすべきことはどのようなことか。

個別銘柄や投信の買いで決めること

まずは、個別銘柄に投資するときに投資家が決定すべきこと。

  1. 東証1部・2部、マザーズ、ジャスダックなど、どの市場の銘柄に投資するのか。
  2. 大手証券とネット証券のどちらを使うのか。
  3. 値上がり益それとも配当・株主優遇、さらにはそれらのすべてを狙うのか。
  4. 業績予想やチャートは何を使うのか。
  5. 短期・中期・長期投資のどれを選ぶのか。

次に投資信託を買うときに決定する、または知らなければならないこと。

  1. 現在日本に5000本以上あるといわれる投資信託のどれを買うのか。具体的には、運用会社が独自に銘柄を選んで市場平均以上の高い収益をめざすアクティブ型、市場平均並みのパッシブ型のどちらに投資するのか。
  2. クローズド(解約不能)期間が設けられている商品もあるなど、投信は基本的に長期投資向きであるが、元本割れしたときにどう対処するのか。
  3. 投信の商品ごとに異なる販売手数料や信託報酬などについての知識はあるのか。

基本的な投資のルールを決めておく

確かに会社勤めのサラリーマンや仕事に追われるフリーランスなどにとって、株式投資というのは投資信託の買いというのが自然の成り行きかもしれない。しかし、多くの会社員にとって土日・祝日の休みが年間の1/3にもなっている現在、時間的にはもう少し自分の判断で個別銘柄に投資することは可能ではないでしょうか。

私自身の株式投資の経験に照らせば、個別銘柄に投資するには、やはり自分なりの基本的な投資のルールを決めておくことが大切ではないかと思う。とりわけ、損失が出たときにどうするのか。具体的にはどれだけの損失を許容し、そこを超えたときにどう対処するのか。

株式投資とは自分の決断への投資

はっきり言って、株式投資においてそんなことは序の口であり、株式投資とは決断・決断…の連続というのが私の感じです。わたし的には自分のおカネを運用するというのは、投資信託という他人任せのものではなく、自分の決断に投資するということです。

次回からは、私自身の長い株式投資の経験から気づいたこと(自分なりの投資のルールといったらよいのか)について話していきたいと思います。

次回へ続く

コメント

  1. よしだたかし より:

    ブログ再開おめでとう。毎回楽しみに拝読してます。投資では、商売まがいのあやしいブログも多い中で、誠意溢れるユニークなブログですね。関本にはたくさんの引き出しがあるのでこれから素晴らしいものに仕上がっていくのを弊方学習しながら楽しみにしていますよ。

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